ねぎびとカンパニー 経営者視点の販売戦略で農業の常識を覆す

1本1万円の桐箱入りのネギ「モナリザ」。この超高級ネギの販売で近年注目を集めているのが、天童市のねぎびとカンパニーだ。代表の清水寅氏は脱サラからの新規就農者だったが、農業の世界を全く知らなかったからこそ見えた「農業の疑問」に挑み続け、今や年商3億円のネギ農家へと成長を遂げている。

清水 寅(ねぎびとカンパニー株式会社 代表取締役社長)

ネギ栽培の中で、年に数本
生まれる最高傑作「モナリザ」

1本1万円の贈答用のネギ「モナリザ」は、ねぎびとカンパニーが収穫する約300万本のネギの中から、代表取締役で自ら「初代葱師」を名乗る清水寅氏が選ぶ、最高傑作の数本(年3~5本程度)のネギだ。どっしりとした太さで、柔らかく、糖度が非常に高いため甘くて美味しいという。

そうは言っても、ネギ1本に1万円も払う人がいるのだろうかという疑問もわくが、予約を開始すると即座に売り切れるという。同社の贈答用ネギには、「モナリザ」の他、8本から10本入りで1万円の「真の葱」(限定3箱)や、10本入り3780円の「寅ちゃんねぎ」(限定30箱)があるが、いずれも発売後、即完売となる。

左/約300万本の中から選ばれた、わずか数本の最高傑作の贈答用ネギ「モナリザ」 右/糖度が高く、太くて肉厚な「寅ちゃんねぎ」

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