Spiber タンパク質の可能性を拓き、環境課題に貢献
様々な環境課題を解決する可能性を秘めた人工の構造タンパク質、「Brewed ProteinTM素材」を開発するバイオベンチャー・Spiber。リサイクルなど製品のライフサイクルまでを見据えた開発に取り組む同社は、まだ拓かれていないタンパク質の可能性を明らかにすることで、循環型社会の実現を目指している。
構造タンパク質素材の開発で
人類の持続可能性を高める
人工合成クモ糸「クモノス(QMONOS)」の開発により、一躍その名を世に轟かせた慶應義塾大学発のバイオベンチャー、Spiber(スパイバー)。2007年に関山和秀氏らが試験管レベルでの構造タンパク質の合成に成功し、同氏が博士課程在学中に創業したのが同社の始まりだ。
「Spiberの存在意義は、『持続可能なウェルビーイングへの貢献』です。分かりやすく言えば、人の幸せを持続可能なものにしていくこと。私たちは次世代の基幹素材やその循環システムのデザイン、開発、社会実装を通じ、廃棄を前提としない循環型経済への転換に大きな役割を果たすことで、資源、エネルギー、食糧等の地球規模の課題を解決し、人類のウェルビーイングの持続可能性を高めたいと考えています」と取締役兼代表執行役を務める関山氏は語る。
同社は持続可能な社会の発展に資する次世代の基幹素材として、クモノスを筆頭にした構造タンパク質素材の開発に取り組んできた。
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