大特集 大規模災害に備える 防災・減災・安全を実現する新事業
記録的な猛暑の中、宮崎県で最大震度6弱の地震が発生、南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」が発表された2024年夏。同時期に複数の台風も発生し、巨大災害と隣り合わせに生きていることを社会が改めて確認、備えを検討する機会になった。今回の特集では、このような自然災害への対応と、食料安全保障、サイバーセキュリティの側面から、暮らしの安全とレジリエンスを守る新ビジネスを考えたい。
CONTENTS
編集部総論・安全の実現に、新事業の可能性を探る
月刊事業構想 編集部
人口減少・人手不足の時代の防災 幅広い視野を持ち、防災をビジネスに
小林 潔司(京都大学名誉教授)
防災における土木デザインの役割 伝統と近代技術で共存を目指す
佐々木 葉(早稲田大学理工学術院 教授)
地区防災計画制度開始から10年 自発的策定が高める共助の力
磯打 千雅子(香川大学 地域強靭化研究センター 特命准教授)
今後のインフラに必要な視点 被災を前提に、復旧しやすい備えを
大串 葉子(同志社大学大学院 ビジネス研究科 教授)
「民助」による実効性ある防災対策で だれも取り残さないまちづくりへ
NTT-ME
災害復旧にICTを積極導入 最先端の技術活用で地域を守る
巴山 一済(巴山建設 代表取締役)
フェーズフリー協会 日常と非常時の境をなくす備えない防災
佐藤 唯行(フェーズフリー協会 代表理事)
アイペット損害保険 ペットの防災対策こそ日常の意識が大切
喜山 かなみ(アイペット損害保険 経営企画部)
大塚商会 防災の様々な課題をITで解決に導く
渡邊 賢司(大塚商会 執行役員)、和田 力(大塚商会)
宝酒造 国産果実のチューハイで生産者と地域を支援
吉田 隆裕(宝酒造 執行役員 商品第二部長)
世界の食料安全保障と栄養問題の解決 飢餓撲滅へのアライアンス
月刊事業構想 編集部
専門家の目利き力で、セキュリティ企業に投資するファンド誕生
月刊事業構想 編集部