色で想いを伝える ブルーミング中西「108色ハンカチーフ」

2025年度グッドデザイン金賞を受賞したブルーミング中西が展開する「108色ハンカチーフ」は、一枚の小さな布を「想いを伝える言葉」へと昇華させ、新たなギフト需要を創造している。市場環境が激変する中、ハンカチーフに託した事業構想を取材した。
文・矢島進二(日本デザイン振興会 常務理事)

弓削 倫太郎 ブルーミング中西株式会社 リテール事業部執行役員兼事業部長。「グッドデザイン賞に参加したのは、人と人とのつながりが我々の背中を押してくださったことが契機でした」

明治12年(1879年)、日本橋で欧米雑貨洋物商として創業し、日本のハンカチーフ業界のパイオニアとして歴史を刻んできたブルーミング中西株式会社。今では多くの人が日常的に使用する「タオルハンカチ」を80年代にいち早く商品化し、ノーアイロンの手軽さで市場を席巻したのも同社である。しかし今、同社が改めて注力しているのは、本来の「布帛(ふはく)」のハンカチーフが生み出す、繊細で情緒的な価値の再構築だ。

2003年に世界初のハンカチーフ専門店として六本木ヒルズに誕生した「クラシクス・ザ・スモールラグジュアリ」は、その象徴的な存在である。なぜ今、オーソドックスな一枚の布が、人々の心を捉えるのか。同社リテール事業部執行役員兼事業部長の弓削倫太郎氏に、その背景にある市場の変化とハンカチーフに託す想いを聞いた。

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