電気の力で「楽しい減塩」 「エレキソルト」が切り拓く新市場

キリンホールディングスによる新規事業「エレキソルト」が、2025年度グッドデザイン金賞を受賞した。電気の力で減塩生活をサポートする、社内発の「キリンビジネスチャレンジ」から誕生した製品だ。起案者である同社ヘルスサイエンス事業部の佐藤愛氏から話を聞いた。
文・矢島進二(日本デザイン振興会 常務理事)

佐藤愛 キリンホールディングス株式会社ヘルスサイエンス事業部。「学生時代は農学部でザリガニの研究に夢中でした」

日本人の平均食塩摂取量は、厚生労働省が設定する目標値を大きく上回っている。過剰な塩分摂取が引き起こす健康リスクは国民的課題だ。しかし、減塩食は「物足りない」「続かない」という声が多く、食事の満足度低下を引き起こすこともある。

こうした課題に対し、キリンが提案するのが、減塩サポート食器「エレキソルト」シリーズだ。スプーンとカップは、電気味覚技術を活用して薄味の食事の塩味やうま味を増強する画期的な製品だ(体感には個人差があり、料理によっても感じ方が異なる場合がある)。事業責任者の佐藤愛氏は、「薄味で物足りない時に是非使って欲しい製品がようやく発売に至りました」と笑顔で話し始めた。

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