ネブラスカ 書店減少にハイブリッド無人店舗で歯止めをかける
書店の実店舗数の減少が著しい。ネットで目当ての本を買えることは確かに便利だが、私たちの世界を広げてくれるのが、「本棚でたまたま手に取った本」であることは少なくない。そんな「本棚」を提供してくれる書店を減らさないために、小売店を無人化するシステムの開発・提供を行っているのがNebraskaだ。
有人と無人を組み合わせた
ハイブリッドシステム
Nebraskaが提供する書店の無人営業サービスには2つの特徴がある。1つが、完全無人営業ではなく、日中の有人営業と、夜間から早朝の無人営業を組み合わせたハイブリッド営業向けの仕組みであること。もう1つが、多くのセンサ等を設置するのではなく、必要なものを最低限だけ提供し、導入やランニングコストを安く抑えることだ。「高額の費用がかかるシステムなら、無人営業でプラスアルファの利益を上げても意味がありませんから」と話すのが、代表取締役の藤本豊氏。Nebraskaのシステムは、これまで閉めていた時間を無人で営業することで収益性を向上させることをコンセプトとしている。
図 営業時間イメージ
無人営業の時間帯を設けて収益アップに貢献
仕組みはシンプルだ。無人営業の時間帯は、利用客は入口ドアの横に設置されたサイネージに表示される二次元コードをスマートフォンで読み込む。初回利用時はその書店の公式LINEアカウントに接続して友人登録をすると扉が開く仕組みだ。
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