中国で模索する未来の高齢者ケア ロボット企業と介護企業が連携

認知症ケアに強みを持ち、国内330以上、中国で7カ所の施設を展開するメディカル・ケア・サービス。このほど人型ロボットで有名なUBTECH ROBOTICS社と合弁会社を設立した。介護のシステム化、データ活用を通じて、まだ若い中国の高齢者介護ビジネスのサービスレベル向上を実現する。

王思薇(メディカル・ケア・サービス(MCS)取締役)

IoT、AIなどの先端技術を高齢者の生活支援や介護現場で活用していくことは、高齢人口が増え、介護の担い手が減っていく社会においては必須になっている。2023年6月、学研ホールディングス傘下のメディカル・ケア・サービス(MCS)の中国拠点 美邸養老服務(上海)有限会社(以下、MCS上海)は、中国UBTECH ROBOTICS社との合弁企業、優邸健康科技の設立を発表した。UBTECH ROBOTICS社は、ディープテック・スタートアップであり、とくに有名なのが人型サービスロボットの開発だ。一方のMCSは、1999年創業の認知症ケアに強みを持つ介護サービス企業で、2014年から中国でも高齢者施設を展開している。

MCSの施設・中国成都の施設「舒養之家・海桐苑」

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