倉庫の検索と柔軟な利用を可能に 未来の物流に不可欠なサービス

倉庫を使いたい企業に、空きスペースを提供する事業を手がけるsouco。2024年問題で、1日に輸送できる距離が短くなるため不可欠になる、中継基地を確保しやすくしている。倉庫の選択肢を増やし、効率的に輸送できるようにすることで、フィジカルインターネットの基盤を目指す。

中原 久根人(souco 代表取締役社長)

企業が製造、あるいは他社から仕入れた商品は、小売店・消費者に出荷する前や売れ残りが出た際には倉庫に保管される。また物流企業が荷主から預かった荷物を積み替えたり、一時的に保管したりする際にも、倉庫が必要になる。近年のネット通販の拡大とそれに伴う荷物の増加に伴い、倉庫へのニーズも増えている。一方で、使われていない倉庫も多い。

倉庫を企業とマッチング
短期・小スペースでも利用可能に

soucoは、荷物を預けたい企業と、倉庫に空きスペースがある企業を繋ぐ物流プラットフォームを運営している企業だ。souco社長の中原久根人氏は、不動産会社で企業向けに社宅やオフィスなどを紹介する仕事をしていた時、倉庫を探している企業からの相談を受けた。その際、倉庫の情報を集約したデータベースがないことに気づき、それが2016年のsoucoの創業につながった。

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