40年以上磨き続けてきた新規事業開発の仕組み ボトムアップで発想
「新規事業開発の仕組み」と聞いて、多くの人が思い浮かべるものにリクルートのRingがある。これまでに同社の根幹をなす多数のサービスを生み出してきた独自の制度であり、40年以上にわたりブラッシュアップを繰り返してきた強みをもつ。なぜ同社の事業開発のメソッドは変わり続けるのか? その本質に迫る。

宗藤 和徳(株式会社リクルート 経営コンピタンス研究所
RING事務局部長)
ボトムアップを重視
唯一の財産=人で勝負
リクルートは新規事業提案制度「Ring」を1982年にスタート以来、40年以上にわたり継続するなかで、「ゼクシィ」や「スタディサプリ」など、同社の主力となる数々のサービスを生み出してきた。
年に一度開催されるRingは、入社年次問わず事業開発経験がなくても応募が可能のうえ、起案リーダーがリクルート従業員であればアルバイトや派遣スタッフ、社外からもメンバーとして参加することができる。Ringの仕組みづくりや制度運営を担当する同社 RING事務局部長の宗藤和徳氏は「重要なキーワードはボトムアップ」と説明する。
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