関西電力の社会貢献促進サービス プロダクトアウトで独自の構想
関西電力が新たに立ち上げた事業は社会貢献促進を目的とした「モアクト」。アプリ上に掲載されるミッション(社会貢献につながる行動)をクリアすることで、ユーザーの意識・行動変容を狙う。なぜ、電力会社である同社はこのサービスを構想したのか、そのアイデアの源泉と目的を探る。

小山 陽平(関西電力株式会社
IT戦略室業務改革推進グループマネジャー)
Web3やブロックチェーン
業界の外側を意識する
関西電力は2024年11月より新規事業として社会貢献促進サービス「モアクト」を立ち上げ、本格的な事業化へ向けて実証を進めている。ゼロカーボンなど多様な社会課題の解決に取り組む企業や団体と生活者を結び、生活者の社会貢献への意識や行動変容を促すサービスだ。
この事業を立ち上げたのは、同社IT戦略室業務改革推進グループマネジャーの小山陽平氏。現場設備の工事・設計やスマートメーターなどの技術開発を経て、出向先では新規事業開発の領域に取り組んだ経験をもつ。
「オプテージでは経営戦略業務を担当し、Scrum Venturesでは1年間ほど研修派遣させてもらいVC業務を学びました。その後は関西電力に戻り、新規事業関連の部署に異動し、構想を練りはじめました」
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