大変革期を飛躍のチャンスに、スタートアップと新たな価値を創出

創業83年の武蔵精密工業は、コア事業である自動車部品事業の枠を越えて、農業や育児などの多様な領域で新規事業の創出に挑戦している。自動車業界が「100年に一度の大変革期」を迎える中、創業100年を見据えてさらなる挑戦に向かう同社の成長戦略と事業構想を、代表の大塚氏に聞いた。

大塚 浩史(武蔵精密工業 代表取締役社長、CEO〔最高経営責任者〕)

常に挑戦を繰り返してきた創業83年の歴史

豊橋市に本社を置く武蔵精密工業は、世界14ヵ国 に35拠点を持ち、四輪車・二輪車用部品の開発から製造、販売まで一貫して取り組んでいる大手自動車部品メーカーだ。1938年に航空機用部品を製造する大塚製作所として創業したが、近年は自動車部品事業を主軸にしながら、社内スタートアップ企業による新規事業を展開。さらに、東三河発のイノベーション創出を目指し、豊橋駅前にイノベーション拠点「MUSASHi Innovation Lab CLUE」を開設するなど、地域連携も進めている。

自動車業界は電動化(EV化)や自動化の技術革新が進み、「100年に一度の大変革期」を迎えたとも言われるが、「事業環境の変化は、我々の事業をさらなる成長につなげるチャンス」だと大塚浩史社長は言い切る。

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