食堂から「食べられるスプーン」開発 食でまちと企業を活性化

企業・学校や寮などの食堂委託運営で実績を積み重ねてきた勤労食。コロナ禍で食堂運営が苦戦を強いられる中、出張料理教室の運営や、エコ商品として話題を集めた「食べられるスプーン」の開発などで奮闘している。競合他社との差別化や今後の展望について、濱崎佳寿子常務に聞いた。

濱崎 佳寿子(勤労食 常務取締役)

社員食堂運営から事業領域を拡大

2021年10月に愛知県国際展示場で行われた、日本最大級のSDGs推進フェア「SDGs AICHI EXPO 2021」。プラスチックごみ削減の意識が高まる中で注目を集めたのが、食べられるスプーン「PACOON(パクーン)」だ。2020年10月の発売以来、販売数10万本を超えるヒット商品に。手のひらサイズのスプーン型に成型された固めのクッキーで、おから、抹茶、かぼちゃ、いぐさ、ビーツのパウダーが練り込まれている。カラフルで見た目が愛らしいだけでなく、ビタミンや食物繊維、たんぱく質といった栄養も豊富だという。

国産野菜と国産小麦、無添加の自然素材でつくった、カラフルなスプーン型クッキー「PACOON」。いぐさ、抹茶、ビーツ、おから、かぼちゃの5つの味

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