駅ビルをベースに地域拠点と連携し、ベンチャー企業を支援

駅舎と商業施設が一体となった日本初の民衆駅として誕生し、1970年に全面リニューアル後、昨年営業50周年を迎えた豊橋駅の駅ビル・「カルミア」。顧客の日常に寄り添い、地域とともに成長してきた同ビルを運営する豊橋ステーションビル代表の浅野氏に、同社の成長戦略と新事業の構想を聞いた。

浅野 卓(豊橋ステーションビル 代表取締役社長
〔ITコーディネータ、公認内部監査人、公認システム監査人〕)

駅舎と商業施設が一体化した
日本初の民衆駅が前身

JR東海の子会社である豊橋ステーションビルは、1950年4月に開業した木造2階建の国鉄・豊橋駅の駅舎が前身だ。1969年に豊橋ステーションビル株式会社として設立し、翌1970年に駅舎を「豊橋ステーションビル」として全面リニューアルした。

その後、1997年に「豊橋駅ビル カルミア」へ改称するとともに、大幅に増床。同時期にJR東海ホテルズ運営のホテルアソシア豊橋も開業した。2014年には駅南口広場に別館を建設し、タリーズコーヒーを誘致。昨年、駅ビル開業50周年の節目にロゴの刷新、大規模なテナントの入れ替えや自由通路のデジタルサイネージの拡充などを実施した。

豊橋駅の駅ビル・「カルミア」の外観

豊橋ステーションビル代表の浅野卓氏は、「豊橋市も地元企業もJR東海も一緒になって支えていく、地元のための駅ビルというのが『カルミア』の大きな特徴です」と語る。

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