「総合防災減災事業」の競争力強化と成長基盤の構築
日本乾溜工業は「建設」と「防災安全」を組み合わせた「総合防災減災事業」において九州を牽引してきた。環境価値を高く評価されている自社開発舗装材「かぐやロード」などの製品で、九州以外の国内全域のほか、世界市場に本格的に参入する。

兼田 智仁(日本乾溜工業株式会社 代表取締役社長)
「防災安全」と「建設」
コア事業の強みを最大化して成長
日本乾溜工業は1939年、電極用ピッチコークスの製造や販売を目的とする化学品メーカーとして大阪市で創業。同時に、福岡県八幡市(現・北九州市)に黒崎工場を開設した。その後、事業を多角化し、1950年代には主要取引先だった八幡製鐵所に向けて、製鉄所内で必要となるヘルメットや安全靴などの産業安全衛生保護具の販売を開始。これが防災安全事業の礎となった。
さらに1960年代には、建設現場で用いられるガードレールの販売も開始し、事業を建設分野に拡大した。その後は「建設」「防災安全」「化学品」という3つの事業を柱に成長し、特に交通安全や災害防除のための公共建設事業では、九州でトップクラスの実績を誇るリーディングカンパニーとなった。
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