使用済み衣料品に次の用途を見つける 競争に勝つサステナブル対応

使用済み衣服の6割が廃棄に回されている日本。大手アパレルチェーンでは製品回収とリサイクルに力を入れる企業が増えている。EUでは衣料品の使い捨てを減らす規制導入が検討されており、サステナブル対応を推進することで、日本の繊維産業の国際競争力を維持するための検討が始まった。

無印良品では、回収した使用済み自社製品を洗浄したり、藍や墨で染め直した製品を販売している

大手チェーンで増える古着回収
国内の使用済み衣服は6割が廃棄に

衣料品の生産には大量の資源が必要で、二酸化炭素も排出する。ワールドや良品計画など、アパレル製品を手掛ける大手企業では、SDGsの取組の一環として、店舗などにおける使用済み自社製品の回収に取り組むところが増えている。回収した製品の行き先は企業により異なるが、再利用されたり、断熱材など衣料以外の用途に向けに加工されたり、再び繊維として使用するためのマテリアルリサイクル原料などにされてきた。

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