フランスのユニコーンが日本進出 電子ゴミを減らして循環型社会に
フランス発のスタートアップ、Back Marketは携帯電話やパソコンなどハイテク機器のリファービッシュ品(整備済み製品)だけを扱う、世界最大級のマーケットプレイスを運営。品質にこだわり整備したリファービッシュ品を国内でも普及させ、循環型社会の実現を目指す。
世界18ヵ国でマーケット
プレイスの事業を展開
Back Marketは2014年にフランスで設立されたスタートアップで、同国発のユニコーン企業の1つだ。携帯電話やパソコンなどハイテク機器のリファービッシュ品だけを扱う、世界最大級のマーケットプレイスを運営している。現在は欧州のほか、米国や日本など世界18ヵ国で事業を展開。今年4月には、循環型の新しい経済を推進する企業に与えられる国際的な認定制度「B Corporation」(B Corp)も取得した。
そのビジネスモデルは、中古品を買い取り、修理して販売する修理販売者に対し、B to Cでリファービッシュ品を販売するネット通販プラットフォームを提供する、というものだ。
「リファービッシュ品は、日本語では『整備済み製品』という言葉が最も近いと思います。専門家が全ての機能が問題なく動くことを検査し、クリーニングした中古品を、必要があれば修理もして販売するプラットフォームです。C to Cのサイトなどでは中古品の質は保証されませんが、Back Marketでは品質を最優先にしているので安心して購入いただけます」。
Back Market Japan代表の山口亮氏は、こう説明する。品質に関しては、マーケットに出品している事業者に、品質管理や配送、アフターサービスについて規定した17項目の「品質憲章」に沿って、28のポイントをチェックしている。また、購入後1ヵ月は返品・返金可能で、通常の中古品では30日程度となる保証期間も12ヵ月と長い。他方で中古品のため、新品の3割から7割程度の価格で購入できるという魅力がある。
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