農業テーマパーク・シュシュ モノよりストーリーで地域を売り込む

大村市に2000年にオープンした農業交流拠点「おおむら夢ファーム シュシュ」。農産物直売所やレストラン運営、農業塾や農家民泊など多角的に事業を展開し、年間49万人が利用する人気施設となっている。地域を丸ごと売り込むことで農家の所得向上、後継者育成を目指すシュシュの取り組みに迫った。

山口 成美(有限会社シュシュ 代表取締役)

地域の専業農家が考えた
農業テーマパーク構想

風光明媚な大村湾を望む立地にある「おおむら夢ファーム シュシュ」。レストラン、アイス工房、洋菓子工房、パン工房、カフェ、そして新鮮な野菜と果物・季節の花々を販売する直売所の6施設が敷地内にある。シュシュでは、これら直営施設の運営だけでなく、食育や農業体験、農家民泊など、多角的に事業を展開。取り組みが高く評価され、令和3年度の農林水産祭多角化経営部門において、天皇杯を受賞した。特筆すべきは、設立当初から行政に頼ることなく、農業従事者がゼロからこれらの事業を立ち上げたことだ。

ログハウス風の外観のシュシュ

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