BugsWell エシカルで栄養価の高い昆虫食を普及させる

BugsWellは、食用コオロギの生産から食品開発、機能性成分についての研究開発までを手掛けるスタートアップだ。コオロギは生産時の環境負荷が少なく、タンパク質含有量が牛肉の数倍という栄養面でも優れた食材として、世界で注目されている。同社代表の浪方勇希氏に、創業の経緯と今後の構想を聞いた。

浪方 勇希(BugsWell株式会社 代表取締役)

食料危機の課題解決に挑む
長崎発スタートアップ

国連食糧農業機関(FAO)は2013年、「2050年にかけて世界人口は100億人に達し、タンパク質クライシスの可能性がある」と警鐘を鳴らし、新たなタンパク質源としての昆虫食を啓発するレポートを発表した。このレポートを起点に、世界各国で昆虫食関連の企業が産声を上げた。長崎県において、食用コオロギの生産から食品開発、研究開発までを一気通貫で手がけるスタートアップとして誕生したのが、「人類と地球を健康に」を企業理念に掲げるBugsWell(バグズウェル)だ。2022年1月には、バスケットボールBリーグの長崎ヴェルカの試合会場で自社製品の「コオロギビール」をお披露目。昆虫食のイメージを覆すフルーティな香りが特徴で飲みやすく、きめ細やかな泡立ちで好評を得た。

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