コクヨ 街に開かれた「ライブオフィス」を、働き方の実験場に

大阪で創業し、100年以上にわたって時代の変化と顧客ニーズに向き合いながら、事業領域を拡げてきたコクヨ。同社は昨年、新たな価値提供を目指し、創業以来の企業理念を刷新した。創業家の5代目社長である黒田英邦氏は、「『森林経営モデル』により、多様な事業の集合体へと変革を図る」と語る。

黒田 英邦(コクヨ株式会社 代表取締役社長)

「森林経営モデル」へ舵を切り
多様な事業の集合体を目指す

「キャンパスノート」などで年間約1億冊を売り上げる、事務用品・オフィス家具メーカーのコクヨ。1905年に和式帳簿の表紙店として大阪で創業し、現在グローバル企業として成長を続ける同社は今、その存在意義に立ち返り、抜本的な変革に乗り出している。2021年2月、企業理念を「be Unique.」に刷新。同時に、2030年をターゲットとする「長期ビジョンCCC2030」(※)を発表した。サステナブルな長期視点の経営にシフトし、次々と事業を生み出す集合体に変わることで、2030年に売上高5000億円の実現を目指している。

「当社はこれまで『商品を通じて世の中の役に立つ』という理念のもと、文具・事務用品、オフィス家具、通販の3本柱で事業を拡大してきました。しかし、100年に一度の大変革の時代を迎え、今後もお客様に新たな価値を届けて社会から必要とされるためには、企業理念の刷新が必要だという結論に至りました」と代表の黒田英邦氏は語る。

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