シコメルフードテック 飲食店のバックヤードをDXで変革

有名レストランやシェフのレシピをもとに、食品工場で加工した「仕込み済み商品」をアプリから発注できるサービス「シコメル」。人手不足解消や労働時間短縮などのメリットから、飲食店以外にもユーザーが拡がっている。アプリを提供するシコメルフードテックは、将来的には受発注データの活用も狙っている。

西原 直良(シコメルフードテック代表取締役)

昔ながらの手作業が主流、
人手不足など、課題が多い飲食店

席の予約や会計時などの客とのコミュニケーション部分に関しては、テクノロジーの利用が進んできた飲食業界。しかし、最も時間と手間のかかる調理や受発注などバックヤードの業務に関しては、いまだに昔ながらの手作業が主流である。

そのバックヤードをDXし、効率化するために開発されたのが、仕込みマッチングサービス「シコメル」だ。このサービスを展開するのは、シコメルフードテックの西原直良氏。

西原氏は、大阪府立大学経済学部を中退した2002年、輸入食品卸売業の会社を創業。3年目より、飲食店のレシピを預かって製造するOEM受託販売にシフトし、創業17年で外食店舗1300店舗と取引をするようになった。この時に気づいたのが、飲食店の非効率な現場だったという。

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