数字で見る大阪府 訪日外国人の観光での訪問率1位

江戸時代には「天下の台所」と呼ばれ、古くから全国経済の中心地として発展してきた大阪。産業の特徴として中小企業の割合が高く、事業所密度では東大阪市が全国1位。また、新型コロナ拡大前は多くの外国人観光客が訪れており、訪日外国人の観光・レジャー目的の訪問率は全国1位だった。

全国主要都市別事業所密度

東大阪市には機械金属関連産業を中心とする中小企業の工場が集積しており、可住地面積1km2あたりの事業所密度においては、東大阪市が全国1位、大阪市が2位となっている。また、全国主要都市別事業所数では、大阪市が全国1位、東大阪市が5位となっている。

出典:東大阪市(2016年経済センサス活動調査などをもとに算出)

大阪府の産業

卸売業・小売業、製造業、建設業、運輸業・郵便業で売上高の割合が全国平均を上回っている。卸売業、小売業は売上高、事業所数、従業者数で府内割合が1位となっている。うち、売上高では機械器具卸売業が23.0%、建築材料、鉱物・金属材料等卸売業が19.0%を占める。また事業所数、従業者数、労働生産性(企業単位)は全国2位(2016年)であった。

産業大分類別に見た売上高の構成比

出典:REASAS、総務省・経済産業省

 

産業大分類別に見た事業所数と従業者数(事業所単位)

出典:REASAS、総務省・経済産業省

 

大阪府の製造品出荷額等の推移

大阪府の製造品出荷額等は16兆9384億円 (2019年)で、全国4位。1991年に過去最高額の25兆円を記録したが、2019年は17兆円となった。品目別には、出荷額等では化学工業が1位だが、事業所数、常用従業者数では金属製品製造業が1位となっている。その他、家具・装備品、非鉄金属、金属製品の出荷額等は日本一を誇る。また、全体の事業所数、常用従業者数は減少が続いている。

出典:REASAS


第1位 化学工業
長年1位をキープしているが、年々、他品目との差が小さくなっている。


第2位 金属製品製造業
品目別では日本一。近年回復傾向で、事業所数、常用従業者数では府内1位。


第3位 輸送用機械器具製造業
2000年から1.8倍に増額し、2019年に3位になった。

 

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