次世代エシカルホテルで、SDGsの先にある再生型観光を体現

サステナブル・ツーリズムのさらに先を行く、旅を通じて環境や社会を積極的に再生していく「リジェネラティブ・ツーリズム」。これを体現する場として、バリ島にエシカルホテルを創設したのが、Earth Company代表理事と共同創設者の濱川夫妻だ。濱川明日香氏にホテルのコンセプトや目指す観光の姿を聞いた。

濱川 明日香(一般社団法人Earth Company 代表理事)

泊まるだけで社会貢献できる
バリ島の次世代エシカルホテル

旅行先の環境・社会・経済への影響に配慮した観光の形として「サステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)」の気運が世界的に高まる中、サステナブルのさらに先を行く概念として、今「リジェネラティブ・ツーリズム(再生型観光)」が注目を集めだしている。「サステナブル・ツーリズム」は、地球環境を持続させるために、環境負荷の少ない方法で旅をするのに対し、「リジェネラティブ・ツーリズム」は、旅を通じて環境や社会を積極的に再生していくことを目指すものだ。人間を自然の一部として捉え、全ての生物と共生し、共に繁栄できるよう働きかけていく点が大きく異なる。

そうした中、2019年にバリ島ウブドでオープンしたエシカルホテル「Mana Earthly Paradise(以下、Mana)」は、施設から客室に至るまでエコを実現し、現地の社会問題の解決に寄与する、まさにリジェネラティブの精神を体現したホテルだ。

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