テロワージュ東北 地域の魅力を世界へ ワイナリーからの発信

テロワージュは、土地の特徴を表すテロワールと、食と酒のペアリングを意味するマリアージュからの造語だ。震災からの復興を目指し、秋保ワイナリーを開設した毛利氏は、ワイン産業のつなぐ力を生かし、東北の食の魅力を伝え、生産者、シェフとコラボしながら最高のマリアージュを体験してもらおうと奔走する。

仙台秋保醸造所 代表取締役社長 毛利 親房氏

秋保(あきう)ワイナリーがある秋保温泉は、仙台の中心部から車で約30分と近く、仙台の奥座敷とも呼ばれる。ブドウ畑は南北を山に挟まれた谷間の南斜面に位置し、「ブドウ作りに欠かせない3つの条件である日当たり、風通し、水はけがそろっている土地」と仙台秋保醸造所 代表取締役社長の毛利親房氏は地の利を強調する。

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