島津興業 薩摩の伝統を守りながら、時代の中で事業を変革
1922年に薩摩興業として創業し、2022年に100周年を迎えた島津興業。先人たちの志を受け継ぎながら、観光業や林業、地域開発事業を通じて地域経済を支えてきたが、コロナ禍を機に構造的な改革を迫られている。現状をどう打破するのか。代表の島津忠裕氏に、現在取り組む事業戦略や今後の構想を聞いた。
薩摩藩・島津家の資産を
経営資源に多様な事業を展開
「当社最大の特徴は、先祖が800年間蓄積してきた資産を主な経営資源としている点です。現在の中核事業は観光業ですが、設立以来、100年間にわたり、いつまでも変わらない『不易』と、時代に合わせて変わっていく『流行』のバランスを図りながら、20年周期でやってくる変化の波を乗り越えてきました」
そう語るのは、旧薩摩藩・島津家の末裔であり、島津興業の代表取締役社長を務める島津忠裕氏だ。島津興業は観光事業を筆頭に、広大な山林資源を活用した林業や、地域開発に寄与する建設業など、多様な事業を展開している。
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