いわさきグループ 世界と地域を結ぶ「インターローカル企業」へ

南九州最大級の公共交通事業をはじめ、約30社の事業会社を擁するいわさきグループ。2022年に創業100年の節目を迎え、現在、新時代に相応しい事業の多角化を目指している。自社を「インターローカル企業」と名乗るCEOの岩崎芳太郎氏に、事業発展の軌跡と今後の展望について話を聞いた。

岩崎 芳太郎(いわさきグループ CEO)

時代を見据えた「選択と集中」で
木材業から交通・観光産業へ

観光・交通事業を主軸に、エネルギー事業、情報通信事業、農業事業、オーストラリア事業、広告代理店事業など、30もの多種多様な事業を展開する南九州を代表する企業がある。鹿児島市に本社を置く、いわさきグループだ。

中核企業である岩崎産業は、1922年に創業者の岩崎與八郎氏が、弱冠20歳で始めた木材業者「岩崎商店」がそのルーツ。関東大震災後、復興に伴う鉄道の枕木納入で成功し、日本屈指の木材業者と呼ばれるまでに成長した。昭和初期には木材業を基盤に重工業などを展開する傍ら、郵便逓送事業や山林経営事業に進出。戦後は、より持続的に鹿児島の経済を潤す事業として、観光業に着目した。まだ観光という概念すら確立していない時代に、地元のバス会社や鉄道会社を買収し、陸海空の交通運輸事業の本格化と観光・レジャー事業への新規参入のため、重工業などの製造業から完全撤退した。

「我が社は利益追求型ではなく、先行投資型の会社です。常にサステナブルを第一に、時代の先を見据えて選択と集中を続けることで、何とか生き残ってきたのです」と創業家の3代目で、同社CEOの岩崎芳太郎氏は語る。

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