新しい花火大会運営モデルを創造 前例のないビジネスで地域活性化

岩手県陸前高田市で2021年4月に設立されたFIREWORKSは、花火イベントの企画・運営ベンチャーだ。多くの人が集まる日本の伝統文化である花火を地方創生のキラーコンテンツと捉え、デジタルトランスフォーメーション(DX)も進めて花火新時代を切り開こうとしている。

浅間 勝洋(FIREWORKS代表取締役社長)

夏を代表するビッグイベントで、日本の伝統文化でもある花火大会。新型コロナウイルス感染症の流行が始まる前には、全国各地で自治体や地域ボランティアが主体となり、非営利事業としてたくさんの大会が開催されていた。しかし当時から、人口減少・少子高齢化に伴う予算削減や人手不足で、その継続が困難になっている地域は多かった。このような中、FIREWORKSでは、民間企業が主体となる持続可能で発展性がある花火大会の運営を目指し、事業を展開している。

全席有料観覧席制の「三陸花火」を運営

「もともとは、地域活性化を目的に、東日本大震災の被災地でもある陸前高田市で観光の目玉になる花火大会を春秋2回、毎年開催しようとしたことが始まりです。2020年に実行委員会を立ち上げ、イベント運営をする中で、日本の花火業界や花火大会の課題に気づきました。全国の大会をサポートし、また、花火というコンテンツの力をもっと地方創生に活かしたいと思い、法人としてFIREWORKSを立ち上げました」。

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