モルテン 「違和感」が引き出す創造性がハードウェアビジネスを磨く

競技用ボールメーカーとして創業し、現在は自動車部品、医療・福祉機器、マリン・産業用品までを手掛けるグローバル企業へ発展したモルテン。民秋社長は「ハードウェアこそが地方企業の勝ち筋」と語り、組織の枠組みを組み替えることで社員の思考を解き放つ。コア技術を核にした、その独創的成長戦略とは。

民秋 清史 株式会社モルテン 代表取締役社長 最高経営責任者

経営資源を最大活用するための
技と知のCrossover

サッカーやバスケットボールなど競技用ボールの製造販売で国内トップを誇るモルテン。1958年に「モルテンゴム工業」として広島県西区で産声を上げ、翌年には第1号となるドッジボールを完成させた。同年に自動車部品事業へも参入し、1970年代には土木用ゴム資材、90年代には医療・福祉機器や親水用品へと、着々と事業領域を拡げてきた。

「関連性の薄い多角化に見えるかもしれませんが、ゴムやプラスチックといった高分子素材を扱う『材料技術』と、空気圧を制御する『中空体技術』というコア技術で繋がっています。また、当社の製品を提供し、世の中をより良い場所にしたいという気持ちが礎にあります」と語るのは、代表取締役社長の民秋清史氏だ。

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