ファームスズキ 生産性と品質を高めたカキの陸上養殖が食の未来を救う

カキの一大生産地として知られる広島県で、全体生産量のわずか0.3%という希少な高品質カキを養殖しているファームスズキ。「塩田熟成牡蠣・クレールオイスター」というブランド名で出荷される、そのカキの特徴は日本で唯一塩田跡という陸上で、日本式ではなく欧米式の養殖方法で育てられていることだ。

鈴木 隆 株式会社ファームスズキ 代表取締役

塩田跡での養殖は
畑のような環境管理が可能

ファームスズキがカキを育てる塩田跡があるのは広島県豊田郡大崎上島町。竹原市から南に約10kmの位置にある、瀬戸内海に浮かぶ島の町だ。代表取締役の鈴木隆氏は「塩田跡地での養殖は、フランスのマレンヌ・オレロンが有名です。塩田跡地は水深が浅く太陽光がしっかりと届くため、カキのエサになる植物プランクトンがよく繁殖するんです。ここで育つカキはとてもまろやかな味になります」と話す。フランス語で塩田跡地の池をクレールといい、そこで育ったカキがクレールオイスター。フランスでも、ワンランク上として認知されているカキだ。

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