マリモホールディングス 「利他と感謝」を軸にソーシャルビジネスを加速
設計事務所として創業し、不動産総合デベロッパーへと成長したマリモ。その二代目社長のもと、マリモホールディングスは国内不動産のみならず海外事業、さらには非不動産領域のソーシャルビジネスへと事業領域を広げている。2030年に向けた成長戦略と事業構想を、代表取締役社長の深川真氏に聞いた。

深川 真 株式会社マリモホールディングス 代表取締役社長
設計事務所からデベロッパーへ
挑戦を重ねた半世紀
1970年、広島で設計事務所として始まったマリモ。約20年にわたり地元のマンション設計を手掛ける中、最初に訪れた転機はバブル崩壊の直後だった。受注産業である設計業の構造に限界を感じた創業者は、「自分たちが発注側に回り、本当につくりたいものをつくる」と決断。1992年、デベロッパー事業へ参入した。選んだ戦略は、既存の取引先と競合しない地方都市への進出だった。
「岩国・今治・松江といった人口10~20万人規模の地方都市から分譲を始めました。競合の少ないエリアで、泥臭く需要を掘り起こしていったのです」と代表の深川真氏は当時を振り返る。2000年にはこの成功モデルを全国へ水平展開する方針を打ち出した。深川氏自身が開発責任者として全国を巡り、土地取得と資金調達に奔走した。
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