広島県観光連盟 インバウンドの視点から広島の価値を再発見
原爆ドームや嚴島神社などの世界的な観光資源を持ち、多くの人を惹きつけている広島県。その一方で、再訪率の伸び悩みや、二大世界遺産への観光客の集中という構造的課題もある。広島県観光連盟会長の佐々木茂喜氏に、広島の観光産業の現在地と、今後の成長ビジョンを聞いた。
佐々木 茂喜 一般社団法人広島県観光連盟 会長、
オタフクホールディングス株式会社 会長
企業経営で培われた視点で
観光連盟の変革を推進
2017年に広島県観光連盟(以下、HIT)の会長に就任以来、HITの組織変革を推進してきた佐々木茂喜氏。「前任者で広島商工会議所前会頭の深山英樹氏から『単なる充て職で務まる役割ではない』と会長職を託されましたが、その際に『若者、よそ者、馬鹿者が世の中を変えると言うが、君は変わり者だ』と評されました」と当時を振り返る。
佐々木氏自身、その自覚はある。オタフクホールディングスの経営者として、また様々な団体に属する中で、内側の常識が外から見れば非常識であることに幾度も直面してきた。
「率直な疑問を口にすると、周囲の人たちは宇宙人を見るような反応になるんですよ」と笑う。しかし、その違和感をそのままにしない姿勢が、停滞していたHITの組織に風穴を開けた。
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