マツダ 制約を創造力に転換し、逆境を好機に変える成長戦略

広島で1920年に創業し、原爆の惨禍からの復興を地域と共に成し遂げてきたマツダ。年間販売約130万台という自動車業界では「スモールプレイヤー」でありながら、世界中のファンに支持され、変化の激しいこの業界を生き抜いている。毛籠勝弘社長に、未来に向けた事業構想と組織変革を聞いた。

毛籠 勝弘 マツダ株式会社 代表取締役社長兼CEO

原爆投下からの復興の歴史が
育んだマツダのパーパスと技術

マツダの歩みは、広島という町の歴史と深く結びついている。1945年の原爆投下により壊滅的な被害を受けたが、わずか4カ月後には3輪トラックの生産を再開し、地域の復興を牽引してきた。この原体験こそが、同社のパーパスである「前向きに今日を生きる人の輪を広げる」の礎だ。

「明日を思い悩むより、今日を生き抜くことを選んだ先人たちの前向きさや決して諦めない精神こそがマツダのDNAで、私たちが未来へ受け継ぐ使命です」と代表取締役社長兼CEOの毛籠勝弘氏は語る。

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