属人化せずに支えあう クリエイターズバンクという新しい支援
個人で活動するクリエイターは、日常に潜むほんの少しの障害で仕事を奪われてしまうことがある。その課題を解決するために設立されたのが、組織内でサポートして支えあう「WCB(ウーマンクリエイターズバンク)」だ。絵本作家・出版プロデューサーの松本えつを氏に、構想の背景について聞いた。
命の危機を経験し
支えあう重要性を実感
第2創業期のサンクチュアリ出版編集部で書籍制作に携わり、ベストセラー作品を多数生み出してきた松本えつを氏。同時に自著のイラストエッセイ制作にも取り組み、同社で刊行後は女性を元気づける書籍のシリーズ展開という分野も仲間と切り開いてきた。
30歳頃に退社・独立をすると、装丁や編集、イラスト、執筆など、さまざまな領域で書籍制作を担うフリーランスとして活動をはじめ、多忙の日々を過ごすなかで、人生の転機は訪れた。
「2008年に出産をして、産後から2週間ほど経った頃に出血多量で命の危機を経験しました。何とか乗り越えたものの、その後に周囲のママ友と話すなかで、育児と仕事の両立に悩む女性がたくさんいるのに国の政策は十分ではなく、生きづらい社会であると知り、憤りを感じていました」
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