主体性が発揮される環境の醸成 新規事業アイデアの土壌を対話で耕す

新規事業や新たなプロジェクトを始める際は、アイデアやクリエイティブの発想法に着目しがちだが、それを評価する側の意識や体制づくりも同様に重要だ。評価側にはどのようなことが求められるのか、そのポイントについて株式会社MIMIGURIの小田裕和氏に話を聞いた。

小田 裕和(株式会社MIMIGURI デザインストラテジスト/リサーチャー、co-nel: 代表)

「対話」と「探究」を重視した
組織づくりのモデル

「創造性の土壌を耕す(Cultivate the Creativity)」をミッションに掲げ、経営多角化の新たな理論開発や経営人材育成・組織開発・事業開発などを手掛ける研究機関兼 経営コンサルティングファーム『MIMIGURI』。同社でデザインストラテジスト/リサーチャーとして働く小田氏は、主に事業開発領域の組織づくりに従事している。

「これまでに多数の組織を見てきましたが、組織そのものが持っているポテンシャルを発揮できる組織はなかなかありません。その課題に対して、私達は外部からアドバイスをするというよりも、ステークホルダーを巻き込みながら対話を重視して一緒に考え、伴走型で支援していくことを大切にしています」

文科省認定の研究機関でもある同社には、これまでの活動から確立した多角化経営モデル「Creative Cultivation Model(CCM)」があり、このモデルをベースに対話をしながら組織をつくりあげていく。

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