TMH 半導体製造装置や部品の調達を細やかにサポート
いまや半導体はあらゆる産業に欠かせない存在だ。2012年創業のTMHは半導体製造装置及びパーツの販売・修理事業と、世界中の装置・部品のデータを集積した越境ECサイト「LAYLA(レイラ)」の運営を通して、半導体工場が抱える様々な課題解決に取り組む。
半導体業界向け越境EC
サイト「LAYLA」を運営
企業理念に「日の丸半導体・液晶・ソーラーを復活させる為のお客様のベストパートナーであること」を掲げるTMH。社名は「Technology Makes Happiness」の頭文字から取った。拠点は大分本社のほかに中部、関東、東北にあり、2023年12月には熊本にも事業所を開設している。
代表の榎並大輔氏は大手半導体メーカーの調達部門で勤務していた経験があり、業界が抱えるさまざまな課題を「調達力」で解決すべく起業した。ビジネスモデルはサプライヤーから商品を仕入れて半導体工場に売る商社の役割をベースに、そこに2つのエッセンスを加えている。1つはエンジニアリングの要素で、装置の立ち上げ、移設、解体のほか、プロセスチューニングによる生産性改善も行う。もう1つはデジタルの要素で、プラットフォームを運営し、ECサイトを活用した直接販売もしている。
取締役の関真希氏はコンサルティング会社を経て2015年に入社し、現在は管理部門の責任者を務めている。
「社員は半導体や機械系出身の技術営業が多く、全社員の4割を外国籍人材が占めます。また、大企業のエンジニアや営業職として活躍した50~60代の再就職も多く、ベンチャー企業だが社員の年齢層は幅広いです」(関氏)
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