FIG 棚搬送ロボット市場で、国内トップを狙う

Smart Societyの実現に向けて、IoT分野における多彩なサービスを展開するFIG。モバイルクリエイトをはじめ、12のグループ企業を束ねる同社代表取締役社長の村井雄司氏に、FIGグループの成長戦略と新規事業開発、今後のビジョンを聞いた。

村井 雄司(FIG株式会社 代表取締役社長)

IP無線から
Smart Societyの実現へ

IP無線システムのパイオニアとして、携帯通信網やWi-Fiなどのデータ通信を利用した、全国どこでもつながるIP無線システム「iMESH(アイメッシュ)」を展開するFIGグループ。無線とLINEを連携させたオプションサービスもあり、それとは気づかずに同社のサービスを利用している人も多いだろう。

FIGグループの歴史は、2002年、現在グループの中核会社の1つとなっているモバイルクリエイトの立ち上げに遡り、大分銀行の関連会社である大分ベンチャーキャピタルの出資を受けて起業した。

「当初は、従業員10名程度のスタートアップ企業でした。インターネット上で車両や人など、移動体の位置情報を管理するシステム『モバロケ』をリリースしたのを皮切りに、動態・運行管理システム、タクシー配車システムなどを次々にリリースしました」と村井氏は語る。

設立10年目の2012年に株式を新規上場、翌年には上場市場を東証一部に変更した。2018年には、完全親会社となる持株会社のFIGを設立。現在FIGは東証プライム市場に上場し、モバイルクリエイトを含む12の子会社を率いて、Smart Societyの実現に向け、IoT関連の事業を幅広く展開している。

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