Lecture 日本とアジアの働く女性に新習慣を提案
大分発のスタートアップ企業・Lectureは、シャンプーブローに特化した「ハサミを持たない美容室」を展開。30代~40代の働く女性がカフェ感覚で立ち寄り、気軽に身支度を整える場所として利用する新習慣を提案している。同社社長の狩生氏に、起業の経緯や今後の構想を聞いた。
シャンプーブロー専門で
美容とヘルスケアに対応
大分市に本社を置くLecture(リクレ)は、九州と東京で「ハサミを持たない美容室」を展開するスタートアップだ。一般的なヘアサロンではメインであるカットやカラー・パーマは一切行わず、シャンプーブロー・ヘッドスパ・ヘアメイク・着付けに特化している。
「祖父や父が自営業だったこともあり、幼い頃から起業を目指していました。事業の方向性が定まったのは小学校高学年の頃です。当時好きだった女優さんを真似したくて、初めて美容室に行ったときの高揚感が忘れられなかったからです」とLecture代表の狩生志保氏は語る。
狩生氏は美容専門学校を卒業後、7年間の美容室勤務を経験。その後、大分県で2015年1月にLectureを設立し、同年4⽉に県内初のシャンプーブロー専⾨店を出店した。
「コンビニよりも美容院の店舗数の方が多いと言われる時代に、どのような美容サービスを提供すべきかと模索していたところ、3児の母である私自身が仕事や育児に忙しく、自宅でシャンプーやブローをすることを面倒だと感じていたことが着想のきっかけになりました。事実、多忙な30代のお客様から『髪を洗うだけでも美容室を気軽に利用できたらいいのに』というお声が上がっていたことも後押しになりました。女性の社会進出が進む中で、家事代行やベビーシッターを利用することが当たり前になりつつあるように、美容行為も第三者に代行する時代が来るのではないかと考えたのです」
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