一畑グループ 行政と連携して、持続可能な地域づくりを

島根県東部で、交通事業を基盤に発展してきた一畑グループ。コロナ禍で大きなダメージを受けたが、現在は観光客が戻り、経営状況は急速に回復傾向にある。人口減少が進む地方において、どのように事業を維持し、地域を活性化していくのか。一畑電気鉄道代表の足達明彦氏に、そのビジョンを聞いた。

足達 明彦(一畑電気鉄道株式会社 代表取締役社長)

島根県東部の二次交通を
全てカバーする一畑グループ

1912年(明治45年)の創業以来110年以上にわたり、一畑電気鉄道を核に発展してきた一畑グループ。現在は交通・観光・不動産等の領域で、計14社が多様な事業を展開している。

「鉄道からバス、タクシーと事業を拡げ、島根県東部の交通を担うところからスタートしました。1950年代から多角化に入り、百貨店やホテル事業、航空事業、旅行事業に拡げていきました。このほかに交通関連ということで、自動車教習所や自動車整備の事業も行っています」と一畑電気鉄道代表取締役社長の足達明彦氏は語る。

一畑グループの最大の特徴は、島根県東部の二次交通を全てカバーしているという、圧倒的な地域密着度だ。地域住民も観光客も、移動時には同グループのサービスをどこかで必ず利用することになる。

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