テーラーバンク 服を起点に多様な社会課題解決に取り組む

お直しなど洋服のアフターケアサービスをワンストップで提供する、岐阜市のベンチャー企業、テーラーバンク。「お客様の課題解決」を掲げ、事業領域の拡大を続けている。今年3月に東京・新木場で開設した第2工場では、お直しの「匠」の技術を伝承し、若手が現場で学ぶ機会を増やすことも目指している。

永井 正継(株式会社テーラーバンク 代表取締役CEO キンググロリー株式会社 取締役経営戦略室・室長)

岐阜のアパレル商社の社内ベンチャーとして誕生

岐阜市のアパレル商社、キンググロリーの社内ベンチャーとして2019年に創業したテーラーバンク。スーツのお直しを中心とする洋服のアフターケアでワンストップサービスを提供する。

「キンググロリーはスーツを主体とするOEM企業ですが、テーラーバンクを立ち上げた当時は既製服だけでなく、受注生産型のオーダースーツの注文が増え始めていました。テクノロジーが進化する中で、以前は高価だったオーダースーツの製造コストが下がり、それを販売する企業が増えてきたことが要因です」とテーラーバンク代表の永井正継氏は当時を振り返る。

一方で、パターンオーダーによるスーツの販売では、できあがった商品を実際に着用した顧客から「イメージとやや異なる」という声や、サイズ調整の要望が寄せられることも多かった。

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