みのシェアリング 美濃市から新たな地方創生モデルを創出

みのシェアリングは、1300年以上の歴史を誇る美濃和紙の産地である岐阜県美濃市で、築約150年の長屋をリノベーションしたシェアオフィス「WASITA MINO」を運営。地元に残る「うだつの上がる町並み」や和紙を活かした様々な取り組みにより、美濃市から新たな地方創生のモデルの発信を目指している。

辻 晃一(丸重製紙企業組合 代表理事 みのシェアリング株式会社 取締役社長 みのまちや株式会社 代表取締役)

ベンチャー企業に勤務後、家業の和紙メーカーを承継

江戸から明治時代に造られた商家が軒を連ねる美濃市の町並みは、国の伝統的建造物群保存地区に指定されている。町には屋根の両端を一段高くして造られた防火壁の「うだつ」が、現在も多く残る。「うだつ」は裕福な家でなければ造れなかったことから、「うだつが上がらない」という言葉も生まれた。

みのシェアリングは、この「うだつの上がる町並み」がある美濃市で、まちごとシェアオフィス「WASITA MINO」を2021年から運営。社長の辻晃一氏は、1951年創業の美濃和紙メーカー、丸重製紙企業組合の代表理事でもある。

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