アイ・ティー・ケー 独自の観点から生まれる商品開発と共同研究

「ライフスタイルの変革」をテーマに、多様なオリジナル商品の開発を進めるアイ・ティー・ケー。今までにないユニークな視点の商品が注目を集めている。2006年の設立当初から同社を率いる代表取締役CTOの岩田真太郎氏に、ものづくりのこだわりと将来のビジョンについて聞いた。

岩田 真太郎(株式会社アイ・ティー・ケー 代表取締役CTO 株式会社岩田鉄工所 専務取締役) アイ・ティー・ケーが長年開発に取り組んでいる5本指の人型ロボットハンド「ハンドロイド®/HANDROID®」

失敗から生まれたヒット商品
世界初の電動で伸縮するステッキ

アイ・ティー・ケー(ITK)は、油圧機器・航空宇宙機器・産業機器などの精密部品製造を手掛ける岩田鉄工所(岐阜県羽島市)の開発部門が独立し、2006年に設立された会社だ。BtoBだけでなく、BtoCのオリジナル商品開発と販売も行っている。

「岩田鉄工所が、従来とは異なるBtoCの商品開発に着手したきっかけは、リーマンショックでした。売上が約3割にまで落ち込む中で、付き合いのあった東京大学准教授から『足腰が不自由な人が椅子やベッドから立ち上がる際の補助器を開発してみないか』と声がかかったのです」

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り82%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。