ヒマラヤ 徹底した意識改革でイノベーション人材を育成

スキー用品の販売店として始まり、その後、サッカーやゴルフなどの一般スポーツへと事業を拡大してきたヒマラヤ。昨春、会長を務めていた小森裕作氏が11年ぶりに社長に復帰したが、その目的は「徹底的な権限委譲で社内に意識改革を起こす」ことだという。同社の今後の経営ビジョンを小森氏に聞いた。

小森 裕作(株式会社ヒマラヤ 代表取締役会長兼社長)

スキー業界の栄光盛衰に翻弄されつつ事業転換

1976年、岐阜市美江寺町で有限会社岐阜ヒマラヤとして産声を上げたヒマラヤ。同所に「スキープロショップ 岐阜ヒマラヤ」という店舗を構え、創業から10年ほどはスキー関連用品の販売が売上比率の9割を占める形で、着実に業績を伸ばしていった。

そしてバブル景気や映画「私をスキーに連れてって」の大ヒットに後押しされ、名古屋市や可児市にも店舗を開くなど急成長を遂げ、1996年に株式の店頭公開を果たす。だが、ちょうどその頃にスキーブームが終焉すると、風向きは一変。当時について、会長兼社長の小森裕作氏はこう振り返る。

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