恵那川上屋 100年後も愛される地域の名物をつくる

恵那市の和洋菓子メーカー・恵那川上屋は、地元の栗生産者と組んで6次産業化に成功した。その大きな特徴は、徹底して生産者に寄り添ったこと。栗の質を高めるために何度も研修会を開くなどのサポートをし、高値で全量を買い取るという仕組みを構築。今はそのビジネスモデルを全国に拡げようとしている。

鎌田 真悟(株式会社恵那川上屋 代表取締役)

離農者増加が課題だった栗の産地

農山漁村の地域資源を活用し、新たな付加価値を生み出す6次産業化。農業・漁業・林業の産品の加工・製造を経て、小売りまで一気通貫で手掛けるこの取り組みで、見事な成果を上げている企業が、岐阜県恵那市にある。和洋菓子の製造販売を行う恵那川上屋だ。

「恵那川上屋 恵那峡店」の外観

同社を率いるのは、2代目の鎌田真悟氏。他の菓子店での修行後に家業を継ぎ、様々な改革を行い、売上高を1億円から30億円にまで伸ばした。栗生産者と二人三脚で行ってきたその挑戦は、6次産業化のヒントに溢れている。

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