「あした、多彩に。」プラスチックの可能性を引き出して社会貢献
プラスチックの総合加工メーカーとして、環境インフラから生活サポートの分野まで、暮らしの多様なシーンを支える製品・素材を生み出してきたアロン化成。社会課題への解決策を提示すべく、プラスチックの可能性を最大限に引き出した革新的な製品の開発に取り組む。
美保 享(アロン化成株式会社 代表取締役社長)
「業界初」を生み出す
独創的なものづくりの伝統
「当社は、日本で初めて硬質塩化ビニル管、つまり下水や水道で使用される樹脂製のパイプを開発した企業です」と、同社社長の美保享氏は説明する。
アロン化成は、1950年に創業した東亞合成のグループ会社だ。創業以来、独自のプラスチック加工技術で下水道インフラ分野のパイオニアとして市場を開拓。上下水道分野の「環境インフラシステム事業」、福祉用具分野の「ライフサポート事業」、リサイクル可能な材料を提供する「エコマテリアル事業」の3事業をコアに成長してきた。
「環境インフラシステム事業」ではライフラインに高品質かつ独創的な製品・システムを提供する。1980年代には、コンクリート製マスの漏水・浸入水問題を解決する塩ビ製マス・マンホールの開発に日本で初めて成功した。
現在は、異常気象による洪水や大規模地震など自然災害のリスクに対し、「備えて安心強い街づくり」をブランドメッセージとして掲げ、「老朽化対策」「耐震・防災対策」「洪水浸水対策」の3つの切り口から独自の製品開発に取り組んでいる。例えば、既設の下水道管はそのままに、管路の老朽化した部分のみを塩ビ管に補修することができる「下水道取付管補修システム」は、同社の独創的な発想と技術力が生み出した業界初の製品だ。
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