美容師業界に革命を! 独自の理論で切り拓く美の新しいかたち

名古屋と東京・表参道に店舗を構える美容室『ミスエッセンス』。代表のMAYUMIはコンテストの優勝などで名を馳せ、20年以上も年間個人売上1億円を上げ続ける。美容師歴40有余年。今も現役で不動のトップランカーとして君臨する通称「似合わせの女王」は美容師の教育に特化して書籍を多数出版するなど、業界の底上げを目指し、飽くなき挑戦を続ける。

文・油井なおみ

 

MAYUMI(「MISS ESSENCE」代表/ヘアデザイナー)

コンプレックスに向き合い
導かれた美容師への道

確かなメソッドにより、独自に切り拓いた高度なテクニックと感度の高さで、トップヘアスタイリストの地位を築いてきたMAYUMI。しかし、これまで一度も「美容師という仕事が好きと思ったことはない」と断言する。

MAYUMIのルーツを遡ると、祖母は医者一家、祖父は代々続く呉服屋。大叔父には日本画の巨匠・川合玉堂がいるという。

「父は呉服屋のお坊ちゃん育ちで、とにかくおしゃれ。私も物心ついたころから洋服を買うとなると、帽子から靴、カバンなどの小物まで、ひと通りコーディネイトさせてくれたんです」

自宅を新築した際には、まだ10歳ほどのMAYUMIに照明やふすま、タイルなど、あらゆるものを選ばせた。

「自ら選択する能力や哲学、おしゃれの感覚は父が養ってくれました」

もうひとつ、自らの思想の基本になっているのがバービー人形だという。

「バービーは私と同じ1959年生まれ。私はバービーの洋服や小物など、100着以上は持っていて、明けても暮れても着せ替えて遊んでいました。のちに妹がリカちゃん人形を買ってもらうんですが、私にとってはバービーがいちばん。洋服を着るなら、バービーのような西洋人のスタイルが理想だと思うようになったんです」

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り85%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。