中長期的な経営戦略に向けた人材開発連携企業制度を開始

連携協定締結式（左から）事業構想大学院大学 田中 里沙学長、九州旅客鉄道 古宮 洋二社長

一社型プロジェクト研究では自社の資源を活かした新規事業を研究する

＜現役院生の声＞

AI時代のニュースメディアを構想
思考柔軟に、視野広げ

吉無田 修（よしむた・おさむ）
共同通信社
事業局デジタル事業部担当部長
東京校13期生（2024年度入学）

国内外のニュースを配信する共同通信社のビジネス部門に所属しています。20年以上にわたり、主に経済分野のジャーナリストとして活動してきました。ニュースメディアを巡る環境が大きく変わる中、自社の経営陣への改革提言に関わったことがきっかけで、企業派遣としてMPDに入学しました。学費は助成金を活用する予定です。

この大学院の特徴は、教員の独自性の高い講義と、院生同士の密接な交流です。アットホームな雰囲気も魅力です。1年次の前期に行われたゼミでは、7人のグループで新事業の計画書を作成しました。様々なバックグラウンドを持つメンバーとの議論や実地調査を通じて、思考は柔軟になり、視野も広がりました。

今後は個人で事業計画を構想する段階に進みます。教員や院生の仲間との意見交換を通じて、AI時代を見据えたニュースメディア事業の構想を具体化することを目指しています。

新鮮な気づきと出会い
アイデアが広がる環境

市川 文子（いちかわ・ふみこ）
ホツマプラント
仙台校3期生（2024年度入学）

建設発生土のリサイクル業界で働いています。経営幹部として営業、販売、管理と幅広く対応する中、本学が仙台に開校するニュースを知り、会社と自身の未来を考えたいと門戸をたたきました。

大学院での研究は多くの気づきに溢れています。良い意味で入学前後のギャップがあったと感じています。日常では出会わなかった多様な業種業界から集まった院生、第一線で活躍されている先生方から新しい情報をキャッチし充実したコミュニケーションを持てる環境は刺激的で期待以上のものでした。

1年次の現在は柔軟にアイデアを考え構想テーマも広く考えているところです。地域の不登校問題に対するアプローチや官民連携によるヘルスケア構想、自社が有する経営資源の活用案など多岐に発想している段階です。仕事や家庭との両立は大変ですがそれ以上に得るものが大きく、機会を後押ししてくれた社長や家族に感謝しています。