モーダルシフトが追い風に 鉄道を基軸とした総合物流で社会に貢献

全国を結ぶ鉄道ネットワークを持つ国内唯一の貨物鉄道会社、日本貨物鉄道(JR貨物)。環境負荷が少なく、輸送効率が高いことから、鉄道輸送にはモーダルシフトの追い風が吹く。他の輸送モードと連携して最適なソリューションを提供する「総合物流事業」実現により、物流の課題解決に貢献する。

犬飼 新(日本貨物鉄道[JR貨物]代表取締役社長)

CO2排出少ない大量輸送
モーダルシフトの要請に応える

JR貨物は、1987年の国鉄の分割民営化に伴い、その貨物部門を承継して発足した企業だ。旅客会社がエリアごとに6社に分かれたのに対し、貨物部門は国内の物流が寸断しないよう単一会社として設立され、全国約140カ所のコンテナ取扱駅のネットワークを生かし全国の物流を結節している。現在は、輸送・総合物流サービスを提供するコア事業「鉄道ロジスティクス事業」と、全国に保有する土地や建物を有効活用し、鉄道事業との相乗効果を生み出すことを目指した「不動産事業」の2つの事業を展開している。

「貨物鉄道輸送は、輸送単位あたりのCO2排出量がトラックの約11分の1と少なく、さらに1人の運転士が最大26両の貨車(コンテナ130個、10トントラック65台分)を一度にけん引できることが強みです」と、同社代表取締役社長兼社長執行役員の犬飼新氏は解説する。この特長をふまえ、「鉄道ロジスティクス事業」の「輸送サービス部門」においては、環境負荷がより少なく、トラック運転手不足解消に寄与する貨物鉄道輸送へのモーダルシフトの受け皿となるべく取組を推進している。

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