宇宙で一大産業をつくりあげる 商社×エンジニア内製化で独自路線

JAXA初の民間パートナーに選ばれたSpace BDは、衛星を宇宙へ届ける輸送業を主軸に事業を展開し、さらに領域の拡大を続けている。拡大を可能とする要因には、創業当初からエンジニアを内製化していることがある。独自の事業戦略と今後の展開について、代表取締役社長の永崎将利氏に聞いた。

永崎 将利(Space BD株式会社 代表取締役社長)

宇宙商社として
輸送業を主軸に展開

「宇宙商社®」を標榜するSpace BDは、衛星の打上げ支援サービスをはじめ、宇宙産業におけるさまざまな困りごとや悩みごとを解決する企業として、存在感を高めている。

そのはじまりは2017年。同社代表取締役社長の永崎将利氏は前職では大手商社で約11年間勤めた後、「グローバルで活躍できる日本発の事業」を模索していた。その際に「宇宙産業において日本の技術は一流だがビジネスパーソンがいない」という声を聞き、前職の知見と経験を活かし、未知の領域である宇宙産業へ商社として乗り出した。現在、メインの事業は衛星などを宇宙へ届ける輸送業であり、そこに商社として介入している。

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