内堀雅雄・福島県知事 復興に挑戦する姿こそ、福島の強み

着実に復興・復旧の歩みを進めている福島県。内堀雅雄知事は「福島イノベーション・コースト構想」による新産業創出のほか、災害から復興する姿から学ぶ「ホープツーリズム」で辛い経験を福島の強みに転じるなど、施策をシンカ(進化・深化・新化)させながら福島県の未来を拓く挑戦を続けている。

内堀 雅雄(福島県知事)

――東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故による複合災害からの復興状況について、お聞かせください。

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から12年余りが経過しました。福島県内では、帰還困難区域を除き、面的な除染が完了し、これにより避難指示区域の面積は県全体のおよそ2.2%まで縮小しました。

昨年は、県内で唯一全町避難が続いていた双葉町において、帰還困難区域の一部で避難指示が解除され、この春には、浪江町、富岡町、飯舘村の特定復興再生拠点区域においても避難指示が解除されました。

さらに今年4月には、我が国の科学技術力や産業競争力の強化にも貢献する創造的復興の中核拠点として、福島国際研究教育機構(F-REI〔エフレイ〕)が設立されるなど、福島の復興は着実に前進しています。

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