デジタル技術で日本のものづくりを支える 製造業の継続的発展に貢献

組込みシステムの開発事業をはじめ、3D-CAD/CAMシステムや3Dシミュレーションソフトを提供するなど、日本の製造業を多角的に支えてきたゼネテック。近年は機動的・積極的にM&Aを実施して事業基盤を拡大させると共に、ものづくりをワンストップで支援する体制の構築を図っている。

上野 憲二(ゼネテック 代表取締役社長 社長執行役員)

デジタルテクノロジーを活用
製造業支援で事業領域を拡大

ゼネテックは1985年に、組込みシステムの受託開発事業で創業。その後はデジタルテクノロジーを基盤に事業領域を拡大し、企業活動を通じて様々な社会課題の解決に取り組んできた。

「私たちの経営理念は、『想像力・創造力・技術力を駆使して安心・安全な社会づくりに寄与すると共に社会の継続的発展と成長に貢献する』です。日本の産業では製造業が国内総生産(GDP)の約2割を占めています。『失われた30年』を経て中小企業の状況は厳しいのですが、私たちは製造業の復活に貢献すべく、日々尽力しています 」。

ゼネテック代表取締役社長の上野憲二氏は、こう話す。2020年には東京証券取引所JASDAQに上場し、2022年には東証再編に伴い、スタンダード市場に移行した。現在の事業は、①ソフトウェア・ハードウェアの技術や開発力をベースに、主にエレクトロニクス製品向けのシステム開発を提供する「システムソリューション事業」、②製造業向けエンジニアリング領域における高付加価値なソリューションを提供する「エンジニアリングソリューション事業」、③自社の特許技術を用いた位置情報サービスを提供する「GPS(全地球測位システム)事業」となっている。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り78%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。