発明・改良のDNA 多角的な事業ポートフォリオで持続的成長
今年で創業140周年を迎えるニッタは、ベルト、ホース・チューブからエアフィルターさらには森林経営に至るまで多様な事業ポートフォリオでしなやかに時代を生き抜いてきた。創業以来のDNAともいえるそのスピリットについて、北村精一社長に聞いた。
北村 精一(ニッタ株式会社 代表取締役社長)
輸入紡績機用ベルトからの出発
「発明・改良・円満」の精神で多角化
ニッタは1885年に新田長次郎氏が製革業で創業し、1888年に日本初の輸入紡績機の駆動用革ベルト製造に成功。販売を始めると、ベルト交換の時間と費用に頭を抱えていた紡績工場から相次いで発注が入った。その後、ベルトの材料が革からゴムに変わるなどの時代の変化に対応して成長。1971年には米社と合弁会社をつくるなど、いち早く海外市場にも目を向け、世界的なベルトメーカーとして国内外の様々な産業に貢献してきた。

国内初の紡績機用「金色地球印」ブランドの動力伝導用革ベルト
「『工業の発展こそ日本の生命線』と考えた創業者は、『技術の改善進歩は無限』『全員による数限りなく考えられる改善こそが大切』と、発明と改良を生涯探求し続けました。そして『発明・改良・円満』の創業者精神は、現在のニッタグループ理念の価値観『熱意・進取・誠実・敬意』に引き継がれています」と社長の北村精一氏は語る。
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